多摩地域の南部に位置する東京都町田市は、人口が約43万人と八王子市に次いで多い商業都市です。うち一戸建は87,000世帯となっているため、年間で相当数、屋根修理などメンテナンスの必要な世帯が発生しています。
屋根修理は定期的なメンテナンスを実施することで防水性能を維持できますが、反対に痛みを放置すると雨漏りに繋がることもあります。しかし、屋根修理メンテナンスは費用が比較的高いので、コストダウンを図りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、東京都町田市にお住まいの方向けに、お得に屋根修理する方法について解説します。
町田市でお得に屋根修理する方法とは?
屋根修理は依頼する業者や工事方法、使用する材料によって大きく変わります。同じ物件の見積もりを出しても価格に差が開いてくるので、なるべく費用を抑えるためのポイントを事前に理解しておきましょう。
ここでは、屋根修理における費用を無駄にしないための3つのコツを紹介します。
お得に屋根修理する方法① 相見積もり
屋根修理を業者に依頼する際には、まず見積もりを取ってから検討します。この際に、1社だけに見積もりを依頼するのではなく、複数の業者から見積もりを取ることで屋根修理費用を適正価格にすることが可能です。
というのも、1社だけに見積もりを依頼した場合、その見積金額が妥当なのか高額なのかすら判断できません。しかし、複数の業者から見積もりを取ることで、法外な値段を出してきている業者がどれなのかをすぐに判断することができます。
これによって、本来分からなかった見積金額の妥当性を知ることができるので、お得に屋根修理ができるというわけです。また、相見積もりということを予め業者に伝えることで、業者同士で競争力が生まれることになります。
要するに、ふっかけた見積もりを出しにくい状況になるので、より適正価格で見積もりが上がってくるわけです。希に相見積もりに対応していないと断る業者がいるようですが、このような業者は高い見積金額以外でやらないと言っているようなものです。
そのため、どのみち依頼する必要もないので、別の良心的な業者を探すようにしましょう。
お得に屋根修理する方法② 火災保険
屋根を修理する必要性というのは、大きく経年歴な劣化によるものと台風や強風など自然災害による損害によるもので分類することができます。このうち、台風など自然災害に起因する屋根修理であれば、火災保険を活用することで費用の一部または免責金額を除く全額をまかなうことができます。
火災保険の中には風災補償という制度があるため、自然災害によって受けた損害による修理費用を補塡(ほてん)することができます。例えば、強風で屋根が飛ばされてしまったというケースは、通常火災保険を活用して修理することができるでしょう。
ただし、加入している保険会社によって補償内容もことなるので、詳細は各保険会社に問い合わせて確認してみましょう。
お得に屋根修理する方法② 補助金・助成金
国や自治体ではさまざまな補助制度を実施しており、これらを活用することで屋根修理費用の一部をまかなえるケースがあります。例えば、省エネルギー化を実現するために断熱性の高い屋根材や下地材を使うことで補助金がでることもあります。
また、耐震性向上による補助制度では、重い瓦屋根から軽量の屋根材に葺き替え工事をすることで補助金がおりるケースもあります。補助金額は制度によって異なりますが、耐震関連の補助金では数十万円でることもあり、屋根修理費用を大きくコストダウンすることができます。
ただし、各制度は年度内における予算が決まっているため、予算消化した時点で募集は終了します。そのため、制度を活用する際には早めに申し込みをしておきましょう。
町田市で屋根修理する際に良心的な業者の選ぶポイント
屋根修理を対応する業者は多いので、その中でも高い工事品質と良心的な価格設定をしている業者を選定する必要があります。しかし、初めて屋根修理をする方にとって、何を基準に選べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、町田市で屋根修理業者を選ぶ際に抑えておきたい3つのポイントを紹介します。
良心的な屋根修理業者を選ぶポイント① 許認可(建設業許可)
屋根修理業者を選定する際に重要なポイントは、建設業許可を取得しているかどうかです。建設業許可とは、建設業をする際に取得しなければならない許可証で、国や自治体(東京都は都知事)が認定しています。
建設業許可を取得するためには、5年以上の経営経験に専任技術者の配置、財政的基礎がなければなりません。これらの要件を満たさなければ取得することができないので、健全な業者を見分ける際に重要な役割になります。
建設業許可は業種毎に分かれており、屋根修理する場合は「屋根工事業」は最低限取得していなければなりません。例えば、塗装業者が「塗装工事業」の建設業許可を取得しているとしても、屋根に関して取得していなければ業者選定から外すべきでしょう。
また、屋根修理には下地造作などで大工工事が発生することもあるので、「大工工事業」の許認可もある業者はより信頼性が高いです。このように建設業許可という大枠だけでなく、「どの工事業を取得しているのか?」という部分も確認して業者選定を行いましょう。
良心的な屋根修理業者を選ぶポイント② 業者の対応
屋根修理の業者には、リフォーム会社や工務店、営業会社などさまざまな業者が存在します。ここで重要になってくるのは、どのタイプの業者に依頼するにしても、信頼性のない業者には依頼するのを避けるという点です。
例えば、「今日中に契約してくれたら〇〇円値引きします」「本日中の契約以外はこの値引きは適用できません」このようなセールストークをしてくる業者は避けた方が無難です。この様な業者は営業主体であるケースが多く、そもそもの価格設定が高かったり工事品質も低い傾向にあります。
良心的な業者は見積金額自体が適正ですから、大幅な値引きなどできるはずもありません。また、工事の契約を急がせるようなこともしないでしょう。以上のことからも、業者の対応をきちんと見極めていくことが重要です。
良心的な屋根修理業者を選ぶポイント③ 工事品質保証書
屋根というのは、手抜き工事や品質の悪い工事をすると雨漏りが発生する可能性のある部位です。そのため、屋根修理をする際には必ず工事品質保証書が発行されるかチェックしてください。
仮に保証書を発行しない業者がいた場合、契約するのは避けた方が無難です。例えば、「保証書は発行していないけど何かあったら対応します」というような業者は非常に危険です。このような口約束をした場合、実際に問題が起きた際に補償されることがなくトラブルに発展する可能性があります。
言った言わないというトラブルは非常に多いので、きちんと保証書を発行する業者を予め選定することが重要です。
町田市民が屋根修理する際に使える補助金・助成金・各種制度
町田市民の方がお得に屋根修理する方法の一つが、先にも解説した補助金・助成金制度の活用です。この制度には主に国が実施している制度と町田市が独自に行っている制度の2つに分類することができます。
ここからは、国と町田市が行っている代表的な補助・助成金制度について紹介します。
長期優良住宅化リフォーム推進事業(国交省)
長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、国土交通省が実施している既存住宅の長寿命化や省エネ化に資する性能工場リフォームに対して補助するための制度です。
補助金を受けるための要件
以下の①~④の要件に全て適合すること
①リフォーム工事前にインスペクションを行うとともに、 維持保全計画及びリフォームの履歴を作成すること。
②リフォーム工事後に次の性能基準2を満たすこと。
<必須項目>
構造躯体等の劣化対策、耐震性(新耐震基準適合等)、省エネルギー対策の基準
<任意項目>
維持管理・更新の容易性、高齢者対策(共同住宅)、可変性(共同住宅)の基準
③ 上記②の性能項目の性能向上に資するリフォーム工事、三世代同居対応改修工事、子育て世帯向け改修工事、防災性の向上改修工事、レジリエンス性の向上改修工事のいずれか行うこと。
④ 住戸面積の確保、居住環境、維持保全計画の策定の要件に適合すること。
補助限度額
評価基準型:100万円/戸(150万円/戸)
認定長期優良住宅型:200万円/戸(250万円/戸)
※ ( )内の補助限度額は「三世代同居対応改修工事を実施する」、「若者・子育て世帯が工事を実施する」、又は「既存住宅購入者が工事を実施する」、「一次エネルギー消費量を省エネ基準比▲20%とする」場合を示す
こどもエコすまい支援事業(国交省)
こどもエコすまい支援事業とは、子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、省エネ改修における費用を支援する目的の補助制度です。
対象となる方
以下の①②を満たす方が対象になります。
①こどもエコすまい支援事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする方
※「こどもエコすまい支援事業者」とは、工事発注者に代わり、交付申請等の手続きを代行し、交付を受けた補助金を工事発注者に還元する者として、予め本事業に登録をした工事施工業者です。
②リフォームする住宅の所有者等であること
補助上限
原則、1戸あたり30万円を補助上限とします。
木造住宅耐震化助成制度(町田市)
木造住宅耐震化助成制度とは、旧耐震基準で建てられた木造住宅の耐震化を促進するため、町田市が費用の一部を助成する制度です。
助成の対象となる住宅
下記のすべてを満たす住宅です。
- 町田市内に建築されているものであること
- 1981年(昭和56年)5月31日以前に着工したものであること
- 木造かつ地上の階数が2以下であること
- 違法な建築物でないこと
- 1981年(昭和56年)6月1日以降に増築されている場合は、その増築部分の延べ面積が、既存部分の延べ面積の2分の1未満であること(例えば、新築時の延べ面積が100平方メートルの住宅に、50平方メートル以上増築されている場合は、助成の対象外)
- 賃貸用の住宅として使用されていないこと
- 耐震シェルター等設置助成制度を利用していないこと
- 住宅の所有者が市税を完納していること
補助率・補助限度額
精密耐震診断:補助率1/2,補助金限度額10万円
耐震設計改修事業:補助率1/2,補助金限度額100万円
耐震設計:補助率1/2,補助金限度額10万円
耐震改修工事:補助率1/2,補助金限度額50万円
町田市で屋根修理するならヤネットへ!
屋根修理業者や雨漏り修繕業者をお探しの方は、ヤネットまでお気軽にお問い合せください。
屋根というのは紫外線による経年劣化や、雨風による影響で雨漏りが発生することがあります。特に屋根というのは外壁とは違い、普段見る場所ではないため、劣化が進行しているケースも少なくありません。
ヤネットでは建物の状態を隅々までチェックする「無料診断」を実施していますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回の記事では、町田市で屋根修理する際のポイントについて詳しく解説しました。
記事の要約は以下のとおりです。
- 相見積もりで適正価格を知ること
- 台風被害などは火災保険で修繕する
- 補助金や助成金が利用できることもある
- 建設業許可証のある業者を選ぶこと
- 業者の対応で良心的かどうか判断する
- 工事品質保証書を発行する業者を選ぶこと
屋根修理をする際には、工事業者の対応や見積金額などをきちんと見極めて判断しましょう。
また、必要に応じて火災保険や補助・助成金制度を活用して修理費用を抑えることが重要です。