定期的に実施すべき工事の一つが屋根リフォームですが、外壁工事と合わせて行うことでさまざまなメリットがあります。

そこで本記事では、屋根リフォームと外壁工事を同時に行うべき理由を徹底解説します。メリットデメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

屋根リフォームと外壁工事を同時に行うメリット

屋根リフォームと外壁工事を同時に行うメリットは以下のとおりです。

  • トータルの工期が短い
  • コストをカットできる
  • デザイン統一しやすい

ここからは、上記に挙げたメリットについて詳しく解説します。

トータルの工期が短い

屋根と外壁を同時にリフォームすることで、トータル工期を短く収めることができます。

別々に工事を実施すると足場の設置もそれぞれに必要になるため、その分工事時間が延びてしまいます。

一方で、同時にリフォームすると足場の設置と解体の期間を節約できるほか、工事の効率化も図れるため、トータルでかかる工事期間を短くすることができます。

コストをカットできる

屋根と外壁を同時にリフォームすることで、コストをカットできるメリットがあります。

工事期間と同様に、外壁と屋根を同時にリフォームすれば足場を共有して利用することができるので、足場代を節約することができます。

通常の一戸建て住宅なら足場代は20万円前後必要になるので、この分を節約できるのは大きなメリットといえるでしょう。

デザイン統一しやすい

屋根と外壁を同時にリフォームすることで、デザインを統一しやすいメリットがあります。

外壁と屋根を別々で工事する場合、それぞれのタイミングでカラーやデザインを決めていく必要があります。

また、別の時期に工事をすると劣化によって色褪せが生じているなど、全体的な色味の統一もできなくなってしまうデメリットがあります。

一方で、同じタイミングでリフォームを実施すれば両方のデザインを統一して施工できるメリットがあります。

屋根リフォームと外壁工事を同時に行うデメリット

屋根リフォームと外壁工事を同時に行うデメリットは以下のとおりです。

  • 一度に支払う金額が高くなる
  • 工期の確保が必要

ここからは、上記に挙げたデメリットについて詳しく解説します。

一度に支払う金額が高くなる

屋根リフォームと外壁工事を同時に行うデメリットは、一度に支払う金額が高くなるという点です。

同時にリフォームすればトータルの費用は節約できるものの、それぞれの工事費用を同時に支払う必要があるため、一度に支払う金額は高くなってしまいます。

そのため、一度に支払う金額を抑えたい場合、リフォームローンなどを使用するのもおすすめです。

工期の確保が必要

屋根リフォームと外壁工事を同時に行うデメリットは、相応の工事期間を用意する必要があるということです。

同時に工事をする場合、例えば外壁で7日間、屋根工事で4日間といった具合に合計11日程度の工事期間が必要になります。

別々で工事をする場合は工事期間が分散しますが、同時にすることでまとまった工事期間が必要になる点は理解しておきましょう。

屋根リフォームと外壁工事を依頼する業者の選び方

屋根リフォームと外壁工事を依頼する業者の選び方は以下のとおりです。

  • 外装リフォームの実績が豊富な業者にする
  • 許認可を取得している業者にする
  • 保証書が発行されている業者にする

ここからは、業者選定のポイントについて詳しく解説します。

外装リフォームの実績が豊富な業者にする

外壁や屋根のリフォームを実施する際には、外装リフォームの実績が豊富な業者に依頼することが重要です。

ひとくちリフォーム業者と言っても、工務店や建設会社、総合リフォーム会社、外装リフォーム店、塗装会社、板金会社など多くの業者が存在します。

いずれの業者はどこに依頼しても問題はありませんが、重要なポントは豊富な実績があるかどうかです。

多くの実績を持っている業者をピックアップして選定しましょう。

許認可を取得している業者にする

工事品質の高いリフォーム業者を選定するためには、建設業許可を取得している業者に絞ると言うことが重要です。

許認可を取得するためには、以下の要件を満たしていなければなりません。

  • 経営業務の管理責任者がいること
  • 専任技術者を営業所ごとに置いていること
  • 請負契約に関して誠実性を有していること
  • 財産的基礎または金銭的信用を有していること
  • 欠格要件等に該当しないこと

これらすべての要件を満たす必要があるため、許認可を取得している業者は一定の信頼性があるということです。

反対に、建設業許可を取得していない業者というのは、上記の条件を満たせていない可能性が高いともいえます。

そもそも許認可制度は消費者を保護するために運用されている制度なので、まずは許認可を取得してる業者に絞って選定することが重要です。

保証書が発行されている業者にする

外装回りは施工不良が発生すると雨漏りなど重大な欠陥につながる可能性があるので、必ず保証書を発行してくれる業者を選定しましょう。

まとめ

今回の記事では、屋根リフォームと外壁工事を同時に行うべき理由について詳しく解説しました。

記事の要約は以下のとおりです。

  • トータルの工期が短い
  • コストをカットできる
  • デザイン統一しやすい
  • 一度に支払う金額が高くなる点は注意する
  • まとまった工期の確保が必要になる
  • 外装リフォームの実績が豊富な業者にする
  • 許認可を取得している業者にする